一寸の虫にも
ワタシは個人的な狭くつたない経験からですが、
「人類みな兄弟。やっぱり人間、所詮考えてることは同じだ。」
と常々思っています。
が、
そうは言っても、文化の違い、習慣の違いは存在しますし、
それにびっくりさせられることもしばしば。
(それが面白いのですし、ネタになるのですけれども。)
そんな、ネタのひとつで、
以前住んでいたフランスでの、プチ・カルチャーショックから。
*****
ある日、仕事していましたら、
すささささっ。
小さな黒いものが床に。
(きちの元職場は、窓から牛も見える、
ご安心下さい。
ゴキちゃんではなく、
小さいかわいい(?)クモです。
仏教国に育った者として、
ワタシは、どんな小さい虫もむやみに殺しません。
(潰すのが気持ち悪いというのもアリ。)

これは、ムシではなく、ウシ。
あ、うそです、蚊は遠慮なく殺します。
まして、「クモは害虫を退治してくれる益虫である。」という親の教え(?)から、
ありがたく(?)眺めるだけです。
が、
クモを見つけた、フランス人の同僚は・・・・・・、
ぶしっ!!
3秒もせずに踏み潰しました。
(ケンシロウより容赦無し。)
ヽ(゚Д゚;)ノ!!
「きゃ゛~~!殺さなくてもいいじゃん!」
驚きのあまり叫ぶ、えせ仏教徒きち。
と、そこに居たフランス人同僚一同、
「はあ?」
とさっぱり分からないよう。
「だって、日本では、『一寸の虫にも五分の魂』という諺があってね。
どんな小さい虫でも簡単に殺しちゃいけないのよ。
それにね、仏教には輪廻転生という考えがあってね、
もしかしたら、その虫は、ご先祖さまかもしれないでしょ。」
と素晴らしきニホンの教えを説明してみました。
と、
ウヒャヒャヘ(゚∀゚*)ノヽ(*゚∀゚)ノウヒャヒャ
一同大うけ。一笑に付されました。
嗚呼、そう言えば、そんな繊細な考えが伝わるヒト達ではなかったんだわ・・・・。
(*注;一般的なフランス人はこうだというワケではなく、
たまたまワタシの回りのフランス人がそうだったのかもしれません。)
それ以来、クモや小さい虫を踏み潰す度に、
「ああ、ごめん♪今のきちの曾おじいさんだった?」
と遊ばれるようになりましたとさ。
(ラテンな明るいノリなので、いじめではありませんでしたが。)
美しき大和魂伝道に失敗したきちでした。_| ̄|○ ガクーリ
ニホンの皆さま、ワタシの無力をお許し下さい。
*ちなみに、「一寸の虫にも五分の魂」の意味ですが、
ワタシ、人生、3X年の間、ずーーーーーーーっと、
「どんな小さい虫にも命があるから、大切に!」
だと思っていました。
が、
昨日、辞書(広辞苑の電子辞書)見ていて、正しくは、
「小さく弱いものにも、それ相応の意地があるから侮りがたいの意」
だと判明。
Σ( ̄□ ̄/)/
つまり、過大解釈すると、「油断するな、やっつけてしまえ!」ってこと?
ワタシの思い込み、全く間違ってました?
かなりショック。
ある意味、今日のネタよりカルチャーショックでした。
え?ワタシの無知すぎ?_| ̄|○ ガクーリ
ハンガリーと何の関係もなくて恐縮ですが、
ブログランキングどうぞ宜しくです。m(_ _)m


もひとつ最後にムシじゃなくてウシ。
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黒眼の主張
週末にフランスに居た頃より知っている、
フランス人カップル(現在ブダペスト在)に招待されました。
非常に社会的活動の少ない我々夫婦ですが、
フランスに居るときは、ぽつぽつフランス人宅にご招待頂く機会もありました。
お洒落で名高いおフランス人のお宅拝見!
なワケですが、
期待を裏切られることなく、大抵の場合、
くやしいくらいにオシャレにまとめられているんですよ~。
インテリアがそこかしこに飾られ、
壁にポスターや絵が飾ってあり、
は~、素敵~♪
と
ですが、(はい、お約束)
いつも思うんですけどね、
どうして、
フランス人の家って、
ああも、
薄暗いのよ?

こんなに暗くはないけれど。
もちろん、夜お招き頂いた場合のことですが、
照明がとっても暗い。
いや・・・・分かってます。
それがオシャレ道ってもんで、
素敵な間接照明や、蝋燭(あ、キャンドルって言え?)を駆使されているワケなんですが、
ばりばりに蛍光灯の元で育ったワタシの黒目からすれば、
単に薄暗い
って思う時もしばしばありまして、
はい、こっち照明くださーい!
と叫びたくなったり。
ちなみに、
フランスで働いていました時も、
オフィスの電気を最初に点けるのはいつもワタシでした。
フランス人の皆さんは
外がどんより雲ってようが、薄暗かろうが、気にしない。
ほっとけば、
暗闇の中、PCの明かりのみで仕事してます。
アナタ苦学生?!
(いや、それは大げさですが。)
しまいには、ちょっと外が明るくなれば、
「ねえ、電気消していい?」って言い出しますから。
ワタシ以外は満場一致のOUI(賛成!)ですから、
2回に1回くらいしか、反対の意を述べられませんでした。
(途中から図々しくなりましたので、
一人だろうと、反対の時は反対と言えるようになりました。
Noと言えるニホン人もいるんだぞ。やい。)
で、誰かが言っていたのですが、どうやら、
黒眼は青眼よりも、光が必要だとか?
逆に、
ガイジンさんがいつでもどこでもサングラスをかけるのは、
必ずしもオシャレばかりではなく、
青眼は眩しさに弱いから、とか?
科学的データは持ち合わせておりませんが、
なんとなく実感して、そうかも、と思っています、コレ。

フランスはネコも青眼。(ウソ、たぶんフラッシュのせい)
というワケで、
これでアナタのお部屋もヨーロッパ風♪のためのテクニックは・・・
・テーブルにはキャンドルを。
・そこかしこに、オブジェ(飾り物)を。
・トイレの壁にはポスターを。
・オシャレなバックミュージックを。
以上はもちろんですが、なんたって、
・間接照明で薄暗く(蛍光灯は使うべからず)
というのが、ワタシの観察によるお勧めです。
ようは薄暗ければ、雰囲気で大体の部屋はオシャレに見えると思われ。
といいつつ、きち家は、
いつまでたってもモノマネの域を出られません。
・・・・・なにか間違ってるのかも?
だから、お部屋の写真なんて公開できないのさ~。
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桜もどき
サマータイムになった途端、気温まで上がって、
夏とは言いませんが、すっかり春なブダペストです。
さらに夏時間のお陰で、日が暮れるのが一気に遅くなり、
気分が良いです~。
街中のカフェでは、テラスにヒトが山盛りなんだろうな~。
と口で言うばかりでなく、写真でも春の様子をお見せしたいのですが、、、
昼寝して出遅れた
(・・・・ごめんなさいごめんなさい、一生懸命働いている皆さん。
なんて怠惰な生活・・・。)
ため、カコの写真から探し出しました。
春の写真@地方都市フランス
・・・・・・・・・ハンガリーですらないじゃんっ!
重ねて、ごめんなさい。
去年の春の季節は、越してきたばかりで、
忙しかったのです。
さて、どうやら、東京および近郊では、桜がもう満開だそうですね!
いいですね~♪
桜はニホンの風物詩。
・・・と思いきや、
以前住んでいたフランス某地方都市では、
ニホンの桜の時期と同じ頃、
桜に非常に似た街路樹の花が満開になります。
花に詳しくないワタシは、
どーしても、桜にしか見えない花なのですが、
フランス人に聞くと、
「あれは、桃(prunier)」って言ってきかないんです。
まったく、頑固なんだから。
・・・・そういう問題じゃないですね。
で、コチラがその問題の桃。

・・・・キレイなので、正直、桃でも桜でもどっちでもいいか・・・。

こんな感じで、街路樹となってます。
アップで。



あ、あれ・・・。色々あるなあ・・。
(今日気がつきました。)
一体、桃ってどんなだった・・・?
(花に詳しい方、つっこんでください。)

白いのもあります。あ~、これは梅っぽい?
桃がどんなで、桜がどんなで、梅まであった日には、
もうどれがどれだか思い出せませんよっ。
でも、なんだっていいんです。
とりあえず、イメージでニホンを思い出し、なつかしい気分になりましょう。
というワケで、フランスでも、桜(もどき)が鑑賞出来ます♪
ブダペストに桜(もどきでも可)はあるのかな~。
4月に入ったら、探しに行こうと思います。
(って、偶然見かけたら、さも探したかのようにレポートするつもり。)
え?今すぐ行けって?いやだわ、怠けてるワケではなくって、
この週末に行った、
マルギット島(ドナウ川にある中州の島。公園になってます。)なんて、ほら、

まだまだ荒涼としていたんですもの。ひゅる~。
マルギット島については、後日改めて。

せめて、路面電車駅前の花屋でも。
近頃の怠惰な生活にやや焦るワタシに、愛のポチを。
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ある日の晩御飯
ブダペストは今日も名残り雪に、北風ぴーぷー吹いていました。寒いです。
(名残の雪といっても、まだ春にもなっていないのですが)
ネタ探しに外に出かけようにも、吹雪いてますから、外に出られませんよ。
(大げさな。)
なので、窓から、雪が舞う様子を写真に収めようとしたのですが、

うーん、上手くいきません。
機能はあれこれついてるデジカメなのに、全然使いこなせてません。
そのうち、窓開けてるのもイヤになって、諦めてしまいました。
というワケで、たまには、きち家の晩御飯スナップよりネタ拾ってみます。
さて、我々、ブダペストに引っ越してくるまで、
しばしの間、華のおフランスに住んでいました。
いや~、今思えば、やっぱりフランスはグルメの国でした。
手に入る食材からして、ハンガリーとは比べ物に・・・・。(以下自粛)
そんなおフランスに住んでいた我々ですから、
さらりとおフランス料理が晩御飯のメニューに登場したりします。
しかも、ちょっと、自分達の口に合うように、ジャパニーズ風味にアレンジまでしちゃって。
きゃ~、かっこいい♪
いえいえ、それほどでもございませんことよ、ヾ(  ̄▽)ゞオホホホホホ
そんなおフランス・メニュー byきち家 とは・・・・・・

ステーキ&フリット☆
・・・・・・誰です?ハンバーグ・フライドポテト添え、なんて言ってるヒト?
のん(Non)、のん、のーん!これは、立派なフランスの大衆料理でございますことよ。おほほ。
ただし、煮込み仕立ては、ジャパニーズ風なの。
おフランス風は、ソース無しで、さっぱりと、塩コショウでね。
(さらに、お好みにより、焼き具合は調整してね♪)
ちなみに、余計な野菜(玉ねぎなど)も入れないみたいよ。
ま、肉とじゃがいもってことね・・・。
今日の結論byきち
天下のグルメ大国も大衆料理はいたってシンプル♪
・・・・・・・もしかしたら、ワタシが住んでいた地方だけかもしれませんが。
少なくともワタシの周りのフランス人たちは家でもよく食べていたようです。
ちなみに、社員食堂でも、よく登場するメニューでした。
フランスの思い出小話でした。めるしーぼーくー。m(_ _)m
ネタですからね、おフランス派の方、怒らないでくださいね。
ブログランキングの上位を占めるのは、パリ関連ブログが多いんですよ。
やっぱりおフランスは人気ね。くっ。
でも、皆さんのお陰で、マイナーブダペストブログも健闘中♪感謝です。
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ジャンヌ・ダルクの生家@フランス
某日本語ガイドブックに載ってない(*)観光地ご紹介シリーズ番外編。
「番外編」なのはハンガリーではなくフランスだから。
(*)手元にあるのは2001-2002版。最新版未確認。m(_ _)m
もし、載っているというようであれば、タイトル変更しますので、
ご一報ください。
それは、
じゃん。
ジャンヌ・ダルクの生家@フランス
え~?ジャンヌ・ダルクご存知ない?
(
ジャンヌ・ダルクは、
仏英の100年戦争の際、オルレアン解放に貢献し、
フランスを勝利に寄与したと言われる女性。
しかしながら、権力争いに翻弄され、
最終的に英軍の捕虜となり、
魔女と宣告されて、火あぶりとなってしまう、
聖女から一転して不幸な最後を遂げた女性です。
(しかも、この説明書くのに検索して調べました。コチラご参考。)
数年前に、リュック・ベッソン監督、ミラ・ジョヴォヴィッチ(
(コチラがその映画)
そんなジャンヌ・ダルクの生家が、
ロレーヌの
場所はDomrémy-la-Pucelle。(ドンレミ・ラ・ピュセル)
フランス東部・アールヌーボーの街・ナンシーから車で1時間ほどのところにあります。
公共の交通手段での行き方は分からないのですが、おそらく大変不便と思われます。
ジャンヌを愛してやまないアナタ、レンタカーでれっつGO。
今日は真面目一辺倒。
ほとんどオチのない観光紹介です。
そんな日もあります、ワタシにも。